シロカネアートスクール

公演履歴

南沢博子 バレエ ジャズダンス フラメンコによる カフェにて~その後~

南沢博子 バレエ・ジャズダンス・フラメンコによる カフェにて~その後~

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2011年 10月18日[火] pm7:00 開演
  10月19日[水] pm3:00 開演 (開場30分前)

俳優座劇場
東京都港区六本木4丁目9-2 TEL:03-3470-2880
全席指定 4,000円

踊り: 南沢博子 / 南リオ / 山響康裕
    竹林まり / 鈴木祐子(SAクリエイティブフラメンコダンサーズ)
フラメンコギター: 鈴木尚
カンテ: 手塚環
ドラムス: 長谷川清司
ベース: 立花泰彦
ピアノ: 板垣光弘
構成・演出: 南沢博子
照明: 東原修 / 斎藤香
音響: 吉塚永一
舞台監督: 依田直之
制作: 村山香澄
主催: SAクリエイティブフラメンコダンサーズ
プロデュース: SunArts

お問い合わせ・お申込み

SA事務局 FAX:03-3441-3890/TEL:03-3441-3853 (9:00-17:00)

村山  TEL/FAX:042-376-6673

Hiroko Minamisawa Recital vol.6

 昨年12月東京芸術劇場中ホールで行なった公演に続き、今回の舞台は南沢博子の6回目のリサイタル公演である。

 Part1は、マノロ・カラスコのピアノ曲にアントニオ・アロンソが南沢のために振付けた作品 『 想い 』 と、プーロ・フラメンコのレパートリーをギターの演奏のみで踊る、という南沢の2曲のソロである。南沢がこれまでに勉強し培ってきたものを、バイレ・エスパニョールの創作作品とフラメンコによる作品に込めて表現する。

 Part2は、昨年12月の舞台で上演したフラメンコによるコメディ 『 カフェにて 』 の続編である。ジャズ・トリオが加わりながらも全編をフラメンコの曲で綴った前回の『カフェにて』は、「情熱と哀愁」という一般的なフラメンコのイメージを覆し、フラメンコの持つ明るくコミカルあるいはコケティッシュな面をアピールし、また本来のフラメンコからは少し離れて、フラメンコを表現手段として用いることにより、南沢独自の世界を繰り広げることに成功した。今回の続編は、フラメンコだけにこだわらず、踊りにも音楽にもクラシックやジャズ等様々な要素を取り入れ、それらが自然に融合したダンス・コメディとなる。観客がリラックスして心置きなく楽しめる、お洒落で洗練されたユーモア溢れる作品である。

 毎回、フラメンコを軸に様々なジャンルの演奏者を招き、オリジナリティ溢れる音楽によりその時々の心境を作品にしている南沢だが、前回はギターとカンテによるフラメンコに、ピアノ、ベース、ドラムスというジャズ・トリオが加わった。ベテラン揃いの錚々たるミュージシャン達により、独特なリズムが重要な鍵となっているフラメンコに、ふだんは全く異なるリズムを聴かせるジャズがいともスムーズにみごとな融合をみせた。また前回は、パートナーとなる2人の男性ゲストに、フラメンコとジャズダンスのダンサーを迎え、これまでとは作品の雰囲気を一新した。
 今回は前回と同じメンバーによる続編だが、フラメンコにこだわらない、より自由な音楽構成により、常にジャンルという区分で意識することなく自然体であるがままに感じ、独自の感性で踊っていく南沢らしい世界が、より豊かに広がっていく。出演者それぞれの溢れる個性を存分に活かしながらも、前回からまた進化した現在の南沢ならではの、更に意欲的かつ贅沢な舞台である。

 この公演に関わる照明、音響、舞台監督、制作のスタッフ(SunArts)は舞踊の舞台制作ではよく知られたメンバーである。彼らはこれまでに多くの舞踊家を育て数々の受賞者を世に送り出してきた。その彼らが現在力を注いでいる1人が南沢博子である。



作品について

 幅広い舞踊経験と持って生まれた繊細で豊かな感性により、これまでに多くの創作作品を生み出してきた南沢だが、その作品の特徴は、ジャンルに捉われないさまざまな舞踊テクニックをいとも自然に融合させ、優雅で品性の感じられる温かく深みのある舞台を創ることにある。観る物に押し付けるような どぎつい表現やアクの強いアピールを嫌い、あくまでも優しく柔らかく、ときにはお洒落に、繊細で明るい豊かな感情が込められている。観客が舞台から自由に多くのものを感じられるよう創られた作品である。

 南沢の作品のもう一つの特徴は、さまざまな音楽の起用である。これまでもフラメンコ、クラシックのほかインド音楽、ジャズ、アルゼンチンタンゴ、日本の端唄やわらべうた等、また生演奏でもフラメンコギター、カンテはもとよりピアノ、フルート、ヴァイオリン、ヴォーカル、パーカッション、ウード、レク、津軽三味線、二胡、尺八、ドラムス、ウッドベースなどのアーティストと共演を試みてきた。さまざまな音楽、アーティストのもつリズム、呼吸、感情をつねに大切にし、それらに柔らかく寄り添い、共に創り上げていくという姿勢からなる作品創りである。

作品への想い

 舞踊と音楽に関し、幼児より幅広い教育を受けてきた私は、自分の中にジャンルという区分が無く、沢山の要素が共存しています。1983年に初めての作品を創作した時から、舞台という空間で自分の一部ではなく全部を自由に表現するためには、それらを自由に使わなければ出来ないと感じ、以来28年間そのように作品を創ってきました。

 今でこそ「コラボレーション」という言葉をよく聞きますが、西洋人でもジプシーでもない私、そしてまた日本古来の伝統に染まって育った訳でもない『ありのままの私』を表現するために私がやってきたことは、様々な音楽や舞踊テクニックを用いていても、私の中では『自分が今持っている手段を使って自身を表現する』というただ一つの作業であり、いわゆる「コラボ」とは異なるものだと感じています。私がその時々に表現したいと思う自分を作品に託し、自然にでてくる様々な表現手段から、次にはいろいろなジャンルのアーティストを必要とし、一緒に舞台創りをすることになるのです。

 公演を行うことにより、多様な文化の中で生活している現代人に、舞台でもジャンルにこだわらないのは自然なことだと気づいて、何も考えずに舞台を楽しみ、そこから自由に多くのものを感じ、静かな感動という幸せを胸に帰途についていただきたいと願っています。

南沢博子


キャスト

バレエ&フラメンコ-南沢博子

南沢 博子幼少よりモダンバレエを故伊藤道郎岩田密江に師事。

クラシックバレエを愛川浪江、森龍朗ほか、フラメンコを香取希代子、渡邊薫に師事。

他タップダンス、ピアノ、声楽、哲学、カウンセリング等、幅広く指導者として必要な勉強を行う。

1978年シロカネアートスクールにてバレエの振付指導に当たり、15周年記念公演の一部の構成・振付を担当し、創作作品を手がけ、以後毎年作品を発表。

87年~90年までスウェーデンに留学滞在しバレエ、ジャズダンス、モダンダンスを習得。帰国後、シロカネアートスクールにフラメンコ教室を新設し、バレエとフラメンコの指導に当たりながら、ホセ・ガルバン他にレッスンを受け、いっそうの研讃を積む。

スウェーデンでの研究の成果の一つとして、スウェーデンの子どもの歌に訳詞を付け、CD、絵本を出版、子どものためのバレエ組曲を発表。

96年シロカネアートスクール代表に就任。

98年30周年記念公演を開催。

98~99年ラテンパーカッションを学ぶ。研究生の主なメンバーでSAクリエイティブフラメンコダンサーズを結成、本格的に舞台にて活動を始め、フラメンコを主体にしながらもジャンルを超えた作品を発表。

03~04年津軽三味線を学ぶ。

05年~日本舞踊を花柳美紀豊に師事。

07年シロカネアートスクール40周年記念公演を開催、創作作品を上演し、自らバレエ、フラメンコ、バイレ・エスパニョールを踊る。

07~08年カホンを加藤直敬に師事。

09年~朗読(ドラマティック・リーディング)を栗原宏に師事。

10年~ジャズピアノ、ドラムスを学ぶ。
これまでにフラメンコギター、カンテはもとよりピアノ、フルート、ヴァイオン、パーカッション、ヴォーカル、津軽三味線、二胡、尺八、ウード、レク、ドラムス、ウッドベース等と共演し、ジャンルを超えた作品を創作、上演している。

(社)現代舞踊協会会員、日本フラメンコ協会会員。


1999.5  銀座博品館劇場主催「フラメンコ’99」出演

2000.6  SA 1st Performance「華たちの律動」(銀座博品館劇場)

2000.12(財)アジアアートアソシエイション主催「RAPSODIA ESPANOLA」出演(虎ノ門ホール)

2001.5  SA 2nd Performance「風に揺れる・・・華たちの鼓動」(俳優座劇場)

2002.6  SA 3rd Performance「踊る時」(俳優座劇場)

2003.5  SA 4th Performance「私の踊る時」(俳優座劇場)

2004.7  SA 5th Performance「ゆれる時を踊って・・・」(俳優座劇場)

2005.4  SA 6th Performance「風に/想い/踊る時」(俳優座劇場)

2005.10南沢博子「バレエとフラメンコによる秋のRomance」(アートスフィア)

2006.3  南沢博子「バレエとフラメンコによる春の香、さくら幻想」(俳優座劇場)

2006.9  SA 7th Performance「華たちと風と木と・・・」(俳優座劇場)

2008.9  SA 8th Performance「私の日曜日/踊る時」(俳優座劇場)

2009.4  南沢博子「バレエとフラメンコによる時の幻想曲」(東京芸術劇場中ホール)

2009.10南沢博子「バレエとフラメンコによる水音のロンド」(俳優座劇場)

2010.12南沢博子「バレエ ジャズダンス フラメンコによる木蔭のコンチェルト/カフェにて」(東京芸術劇場中ホール)


フラメンコ-南リオ

兄の影響で12歳よりフラメンコギターを始める。

伊藤日出夫、飯ヶ谷守康、エンリケ坂井各氏に師事。

第2回コンクルソ・デ・アルテ・フラメンコ東京で3位入賞。1992年初のギターコンサートを催し好評を博す。

フラメンコ舞踊をクーロ宮田、水沢明雄、アドリアン、イスラエル、トーマス各氏他に師事。

ステージ、タブラオ、イベントにギター演奏、及びフラメンコ舞踊にて出演中。

木南 利夫

ジャズダンス-山響康裕

ミュージカル集団いずみたくフォーリーズを経て、家城比呂志氏に師事、イエキダンスカンパニー(現A-LINE)メンバー。

自らProduce,Yとして、オリジナル音楽・脚本をベースとしたDance Paformanceを行う。

青年劇場、日本児童演劇協会、プリンスアイスワールド、神戸合唱団TERRA等で振付・構成。

NHK音楽夢コレクション等TV、CMで振付・出演。最近では日本TVのシャル・ウィ・ダンスに出演。

各ジャズダンスコンクールにて1位をソロ、ペアにて4回獲得。

日本ジャズダンス芸術協会常任理事。

山響康裕

フラメンコギター-鈴木尚

1984年スペインへ留学、セビージャのマノロ・マリン舞踊学院にてプロデビュー。

スペイン国営TV、フェスティバル、タブラオ等に出演。

帰国後、フラメンコグループ「サマラ」を結成、90年ソロコンサート開催。

89、93、95年、スペイン南部のヘレス・デ・ラ・フロンテラに滞在、ペ-ニャ・フラメンカを中心に地元アーティストとの交流を通して研究活動。

99年アルバム「ラ・ダンサ・デル・アルテ」発表、新宿エル・フラメンコにて記念コンサート。

04年ヘレス・デ・ラ・フロンテラにてフラメンコフェスティバルの「曾根崎心中」公演に参加。

同年2ndアルバム「船着場」をリリース。

鈴木 尚

カンテ-手塚環

フラメンコ舞踊を数年学んだ後1990年に渡西。

マドリードに滞在し舞踊を中心に歌も学ぶ。

その間テレサ・デ・マドリード舞踊団のポルトガル公演に歌手として出演。

その後再び93年より95年までスペイン南部アンダルシアに滞在し、生活に密着したフラメンコを手に帰国。

96年には日本フラメンコ協会第5回新人公演で奨励賞を受賞。

本拠地東京でのタブラオ出演はもとより創作的な劇場公演等、日本各地の舞台に数多く出演している。

手塚 環

ドラムス-長谷川清司

尚美高等音楽学院、東京芸術大学別科卒業。

塚田靖、Marbin"smitty"Smith、Frank Malabe、Paulo Bargaに師事。

猪俣猛とセパレーション、ダン池田とニューブリードを経てフリー。

1987年ジョン海山ネプチューン・カルテットでNYフィッシャーホールに出演。

NHK交響楽団等多くのオーケストラと共演多数。

2000年自己のグループ tickStick 結成、01年ファーストアルバム制作。

03年ドラム・メソッド出版。TAMA DRUMエンドーサー。

森山良子を20年間サポート。

NHKのTV番組のレギュラーを25年間勤める。

現在はレコーディング中心にライブ活動も展開。

長谷川 清司

ベース-立花泰彦

様々なBIG BANDでキャリアを積み、板橋文夫、渋谷毅、梅津和時、坂田明等々とのセッションを重ねる。

松浦亜弥、辛島美登里、宇崎竜童等のアルバムに参加。

自己のグループ「TOY」(太田惠資:ヴァイオリン、芳垣安洋:パーカッション)をはじめアルバムも多数。

09年秋には画家・立花泉の絵をモチーフに作曲したCD画集「彼方へ」を発表。

舞台音楽の作曲、編曲、音楽監督として90年台初頭の渋谷ジャン・ジャンでの公演以来長く活動。

ゲーム、アニメ等への作品はZIZZ STUDIOのメンバーとして多数提供。

映画「青空にシュート」主題歌『風にのせて』を作詞。

立花泰彦

ピアノ-板垣光弘

中央大学法学部卒。

学生時代に中央大学スイングクリスタルオーケストラ、モダンジャズ研究会に参加。

卒業後ジャズピアノを辛島文雄氏に師事。

その後、宮崎勝央(as)、本田珠也(ds)、金井英人(b)等のバンドに参加。

現在、鈴木勲(b)OMA SOUND、角田健一(tb)ビッグバンドなどのレギュラーの他、多くのセッション、レコーディングに参加。

03年より女優 宮本信子のジャズライブプロジェクトにバンドリーダー、アレンジャーとして参加。

06年アルバム「JUNCTION」、10年「JUNCTIONⅡ」発表。

板垣光弘

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