さまざまな舞踊の例にもれず、フラメンコもまた歴史の中で舞踊芸術として洗練され、現在は民族やジャンルの枠を超え、クリエイティブに発展しつつある。
1991年に、シロカネアートスクール（ＳＡ）に南沢博子によるフラメンコのクラスが開設され、現在まで、独特のテクニックとコンパス（リズム）をもつ情熱的なフラメンコの作品と併せ”フラメンコ”という言葉にこだわらず、より自由な表現を取り入れた創作作品をも、数々の舞台にて上演してきた。

1998年に、教室スタッフと研究生の主なメンバーで結成したＳＡクリエイティブフラメンコダンサーズは、落ち着きのあるアンサンブルの中に、それぞれのもつ豊かな個性と魅力を発揮すること、あくまでも上品に美しい、芸術舞踊の香り溢れる表現をすることを目標に活動している。